また知らない横文字の教育用語を目にしました。
「ラーニング・マウンテン」です。
「Lets Climb the Mountains Learning」(学びの山を登ろう」の略称です。
3領域における単元の学び全体を「山登り」にたとえ、子どもたちが目指す頂上(ゴール)とルート(プロセス)をデザインし、見える化したものです。コンピテンシー・ベースの国語科授業を目指し、ユニバーサル・デザインに配慮しながら、子どもとともに作る学びの実現につながるねらいがあります。授業のねらいを教師が理解していることはもちろんですが、子どもたちも同じねらいを認識することによって、学ぶことの必要感を持ちながら、より深い学習へとつながっていきます。
中央教育審議会でも「児童生徒に自ら学習の見通しを持たせ、自己の学習の調整をはかるきっかけとなることが期待される。」と報告されました。
「ラーニング・マウンテン」は、単元の導入時では、学び全体を見通すことに、学びの途中では、随所での主体的な振り返りに、単元の末尾では、単元を通しての振り返りに活用できます。そして何より、学習の道筋を頂上(ゴール)に常に意識できるため、最後まで粘り強く、学びを調整していこうとする態度を培えます。
昔(30年以上前)「見通し表」を子どもたちに作らせるという実践がありました。何か横文字にしてリメークした感がありますが、きちんとした実践を積み上げて、効果を上げることを期待したいです。
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