2023年12月7日木曜日

花だより 豊かな時代だからこそ、我慢することを覚えさせる ヒイラギ

 

「耐える力(我慢すること)」が大事 
 どんなに文明が進歩してAIがやってくれるようになっても、病気をはじめ、家庭の不和、仕事上のトラブルはつきません。人は、不運を嘆き、相手を責め、周囲を恨むものです。しかし、何かのせい、誰かのせいにしている間は、本当の意味で問題が解決することはありません。
 子どもは、どうしたらよいか、分からなくなると我慢できずにパニック状態になる
 特に甘やかされ、わがままいっぱいに育った子どもは、何か思い通りにならないことがあると、たちまちパニック状態になります。しかし、世の中は一歩家の外に出ると、思い通りにならないのが当たり前です。誰しも学校、地域、職場と、世間の仕組みや周囲の人々と折り合いをつけながら人間的に成長していくものです。そのために学校があります。
 甘やかされて育った子に反抗期はないそうです。反抗期を経験せずに大人になると、社会に出て、ちょっと上司から注意を受けただけで音を上げて辞めてしまいます。家庭や学校は、社会に適応できるように準備する場です。そして、そのために欠かせないのが、「耐える力(我慢すること)」です。豊かな時代だからこそ、我慢することを覚えさせる必要があります。それが自分をコントロールする第一歩です。生活にゆとりがなくなると自分のことしか考えられなくなり、相手のことを推しはかる奥ゆかしさとか謙虚さがなくなります。
 なぜ不登校対策が必要なのか?行きたくないなら、行かなくてもいい。そう簡単に認めてはいけません。
 

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