校長の職務
教育とは適材適所にたらしむること
一人一人の能力を引き出し、それを十分に発揮することのできる分野、あるいは仕事に打ち込めるようにすることである。その方法として適時適授、すなわち、経過する時に応じてタイミングを失うことなく、師弟の間には、互いに授け、授けられるとう関係が成り立たなければならない。
ビジョンと必要な人材が見えてくると実は気がつかなかった自校の教職員の別な一面、新しい一面が見えてくる。どこの学校にも、いろいろな個性を持った教職員はいるが、それを校長がよく把握し、それぞれの能力に応じて適時適授を忘れることなく、適材適所たらしむることこそ円滑な学校運営につながる。 (井出源四郎著より)
教員の人事評価制度ができて、校長は職員と面談し、仕事ぶりを評価しなければならなくなった。勤勉手当に反映するのでその責任は重い。教員がその能力を十分に発揮するために評価し、叱咤激励すれば良いというものはない。どの学級を担任させ、どの校務分掌を任せるか、一人一人の特性を見極め、適材適所にたらしむことができているか、それが校長の職務であり、自身の人事評価である。
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