昔の職人さんは、師匠から「見て覚えろ!技を盗め!」と言われた。一人前の職人になるのに10年の修業は当たり前で、手取り足取り、教えてもらうことはなかった。しかし、今はそんな時代ではありません。技術(スキル)を身に付ける最も効果的な方法は、個人レッスンです。現在活躍している野球選手やプロゴルファー、卓球の選手などのスポーツ選手は、子どもの頃から、親の手取り足取りの個人指導によって、超一流になった選手が多くいます。
これまで学校では、1つのクラスに複数の教員が入って指導したり、少人数に分けて指導(習熟度別)したり、場合によっては“個別指導”もしてきました。しかし、これからICTが導入されると、教育内容は劇的に変わります。
ベテラン教師の経験と勘でやっていた授業をAIを使って効率よくやるようになります。PCを使いこなす若い教師がベテラン教師の指導力を遥かに超えることでしょう。
ただ教育では、ベテラン教師の子どもたちと毎日接することから生まれる勘(感覚)も大事なのですが、その勘もAIは学ぶことが可能だというのです。
しかし、これだけ文明が発展しても人類は、新型コロナウイルスの感染を食い止めることができていませんでした。戦争も無くすことはできていません。どんなに優秀なAIでも、まだ人は動きは予想不能なようです。
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