2024年1月10日水曜日

花だより ソーシャルスキルとマネジメントスキル ミカン オモト

 

 学校現場で起きている、いじめ、不登校などさまざまな問題は、ソーシャルスキルが十分身に付いていないことが原因の一つです。そのため、相手の気持ちを思いやることなく、自分の主張だけを押し通す。規律を守れず、不適切な行動をとってしまう。友だちとの関係がうまくつくれず、いじめ・いじめられる関係に陥ってしまうのです。
 ソーシャルスキルとは、「社会の中で他人と交わり、共に生活していくために必要な能力」のことをいいます。他人との関わりにおいて、相手に適切かつ効果的に反応するために用いられる言葉や行動、相手のことを認めたり、自分の感情をコントロールしたりすることも含みます。
 これまでは、日々の暮らしの中で自然に身についたものですが、現在は、地域の教育力の低下、家庭教育の過保護、過干渉、放任など、人間関係が以前に比べて希薄になっていることに加え、SNSやテレビゲーム、スマホの普及による友だち同士の関係や遊びの変化により、相手と上手にコミュニケーションをとる能力が劣ってきています。
 幼稚園やこども園には、驚くことに「いじめ」の概念がありません。幼児施設の毎日の生活そのもの(遊び)が、人との関わり、コミュニケーション能力を養っているからです。
 いらいらドキドキしたときは、どうする? 
  セルフコントロール、マネジメントスキルを習得する。
「いらいら、どきどきの解消法は?」 “深呼吸‘’
 病院で血圧を測るとき、1回目に高く出ると「はい、深呼吸してください。もう一度測ります。」と言われます。「『鬼滅の刃』の炭次郎は、鬼と戦うとき、全集中するために‘’水の呼吸‘’や‘’火の呼吸‘’をします。何か困難に立ち向かうときは、深呼吸が大事です。」と子どもたちに話しました。

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