少子高齢化社会による人出不足解消には、女性の社会進出が不可欠となりました。そのためには、女性が安心して結婚し、子どもを育てられる環境づくりが必要となり、幼児施設の果たす役割が重要となってきます。
今まで男性がやってきた仕事を女性が代わってやるようになると、「男らしさ」はどう受け止めなければならないのか?
読売新聞の1月1日号に興味深い記事がありました。
~「男らしさ」とは歴史や社会によって作り出されたものだ。時代や身分などで異なり、男性が徴兵されるようになると「弱みを見せない」「感情を表に出さない」などの価値が社会で共有されるようになった。◇高度経済成長期以降は、長時間労働もいとわない働き方が男性のあるべき姿と定着。家庭を顧みず、頑張り続ける男性が評価された。◇男性学の第一人者京都産業大学の伊藤公男氏によると、男らしさの3要素は、出世競争に勝つ「優越」、財産や家などより多くのモノを得る「所有」、自分の考えを押し付ける「権力」だという。また、「男は人前で泣くべきではない」と考える人は、少なくなっているようだ。~
いまや女性の社会進出、活躍が当たり前となりました。学校や職場でも、優秀で元気なのは女性ばかり。女性の価値観、果たすべき役割が大きく変化しています。では、古い型の「女らしさ」はもはや求められないのか? 女性上位の時代だからこそ、従来の男性とは異なる価値観、よき女性らしさを、職場や家庭に持ち込んでほしいものです。何げない日常の立居振舞いに、女性の生き方と品位はおのずと表われるものです。最近の教育現場は、女性の方が圧倒的に多くなりました。ところが管理職となるとまだ男性が多い。女性活躍が広がり、社会が変化する中で男性の優位性が奪われたと感じないようにしなければなりません。
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