宿泊代が高騰している中、このサービスはありがたいのだが…
予約サイトを開けば、深夜や早朝でも空室が確認でき予約も可能、ネット限定割引プランで宿泊できたり、口コミで評判を知ることができるようになり、予約サイトはガイドブックよりも手軽で便利な道具として定着した。しかも、同じホテルでも料金が違うことをテレビCMで初めて知った。
宿泊施設側にとっても、混み合う時間帯の電話対応業務が軽減され、広告効果も期待できることから利便性の向上につながっている。しかし、ネット環境の充実は、必ずしもいいことばかりではないようだ。電話で予約を受けていた頃は、口調や言葉遣いでお客さんがどんな人物か、ある程度つかめたけれど、今は「来てみないとわからない」と嘆く。
さらに、同じ日に数カ所のホテルに予約を入れ、キャンセル料が発生しないギリギリの時期になって、行くホテルを決め、他はすべてキャンセルするというホテル泣かせの客もいるという。
どんなしつけや教育を受けたら、これほど身勝手な人間になれるのだろうか、彼らには自分がしたことでホテルや泊まりたくても泊まれなかった人たちにどれだけ迷惑をかけたか想像できないだろう。たとえ想像できたとしても自分さえよければそれでいいのか、憤りを感じる。
ネット予約は便利で効率的なシステムだが、顔を合わせることなく、何度かクリックするだけで簡単に予約したり、キャンセルができてしまう。それだけにネットを使った生活には、今まで以上の人間性の成熟(道徳性)が必要である。
これからネット社会はますます進化し、さらに便利になり、子どもたちは、その使い方は教えなくても覚えるだろう。教育が果たす役割は、道徳をしっかり教え人間性の成熟を図ることだ。
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