2024年5月12日日曜日

花だより お母さんの嘆き「どうしたら家で勉強するようになるか?」 カーネーション

 

 
 お母さんの嘆き 「食卓での勉強」が集中力を磨く 
 子どもが効率的に勉強するために、集中力を上げるにはどうすればいいか?「机の前に30分も座っていられない。宿題をやっているかと思ったら、タブレット(スマホ)ばっかり見ていて」こんなため息をつくお母さんはきっと多いと思います。
 どうしたら子どもが集中して勉強ができるようになるか?
 勉強机で勉強させないで、お母さんがご飯の支度をしているすぐ横、ダイニングテーブル(食卓)で勉強するのが実は一番いい。これは監視できるからではなく、小学生にとって集中するために必要なのは安心感なのです。
 お母さんが近くにいることで安心して勉強もはかどるのです。自分の部屋だと勉強机のまわりには逆に誘惑がいっぱいあります。タブレットやゲーム、漫画に手が伸びるのは当然です。ある実験では、生活音の中にいる方がかえって集中力が上がる、というデータもあります。小学生に自分の部屋で静かに勉強しろというほうが無理です。
 たとえば子どもが算数の宿題をやっていて、すぐ横でお母さんが洗い物をしています。「お母さん、これは分数で表すとどうなるの?」「どれどれ?これはね…。」とちょっと手を拭いてすぐ見てあげられる。すると「いま学校でこんなことを習っているんだ。」「うち子は、こういうところが苦手なんだ。」日常生活の中で、細やかに見てあげられる。子どものいまを知っていると親の子どもへの理解も深まり、子育ての力もアップ。子どもとの信頼関係も深まります。ひいては子どもの学力や成長に大きな差が出ます。「ぜんぜん机で勉強しないじゃないの?なんのために机があるの!」なんて叱るのは大きな間違いです。まずは安心感のある食卓で、勉強する習慣を身につけさせることが大切です。



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