2024年11月2日土曜日

花だより コンパ解禁 アキチョウジ イチョウ

 


  学校現場でひたすら耐え忍ぶ教師
 学校現場での反省・評価は、どうしても単なる形式的な中身のない反省になりがちです。本気でやるならしっかり時間をとってやるべきです。しかし、現場ではそのような時間が全く保障されていません。
「私たちは、あまりにも現場の先生方に無理強いばかりしてきた。そのことを今、深くお詫びしたい。日本の教育にとって、今一番必要なことは、教師の待遇を大幅に改善し、教師に人間らしい生活を保障することです。そして、一方で、優秀な人材を教育の場に集めることです。今こそ大きく改善するときです。」これは、退官したある著名な文部官僚の言葉です。*退官して言うのではなく、現職の時に言ってほしかった?
 どうすれば教職員の「意志(やる気)」を奮い立たせることができるのか? 
 ~『稲盛流コンパ(飲み会)』のすすめ~
 KDDIの創業者にして日本航空を再生させた人、その稲盛氏の会社運営法、企業再生法の肝心要の方法こそ、「意志(やる気)」を喚起するための「コンパ」なのです。
稲盛流コンパ~最大組織をつくる究極の飲み会』
 「飲み会は飲み会でも、大真面目な飲み会。多少羽目を外すことはあっても、上司や会社の陰口をたたく憂さ晴らしの場ではない。経営者が従業員、上司と部下、同僚同士が互いに胸襟を開き、仕事の悩みや働き方、生き方を本音で語り合う。酒を通して一人一人が人間的に成長し、組織を強固な一枚岩にするのが『稲盛流コンパ』だ。」
 「会社を支えてくれる従業員に、社長である自分の感謝の気持ちが足りなかった。これでは人材が育たず、心が離れて辞めるのは当然だ。」
 「会議中、部下は上司になかなか意見が言えないものだが、酒を飲んで話すと、本音が出てくる。下の人にとって、そうした本音を酒を入れずに言うのは勇気がいる。多少くだけたコンパの雰囲気の中だからこそ意見が出る。」
 「表面的な人間関係で弱々しくつながっている組織では、困難な目標に立ち向かうことはできない。だからこそコンパは必要なのだ。」
 「稲盛流コンパでは、手酌をしてはいけない。周りの器に目を配りながら相手に酒を先につぐ。こうした利他の精神を早くから教え込む。(上司が率先垂範しながら)利他の心を実践すれば、仲間意識が強くなる。」
 このようにして、まず職場の仲間意識が仲良く幸福になれる職場づくりを大切にすべきなのです。この稲盛流コンパをやり続け、営業利益をどん底から見事回復させた会社は多くあります。しかし、コロナ禍で仕事は自宅でのリモートになり、飲み会はZOOMになりました。やっと緊急事態宣言が解除され、飲食店も通常の営業を開始するようになりましたが、大勢で集まる飲み会は、まだ少ないようです。        


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