2024年11月4日月曜日

花だより 不登校34万6482人 ツルウメモドキ

 

 
 昨年度、不登校状態だった小・中学生は前年度の1・16倍に当たる34万6482人だったことが文科省の集計で分かった。11年連続の増加で過去最多を更新した。児童・生徒による暴力行為が起こった割合、いじめ認知件数、いじめ重大事態の件数も過去最多だった。不登校の高校生も1・14倍に増えた。
 「行きたくないなら、行かなくてもいい。」そう思っていたら、これからも減ることはない。
不登校の原因は様々である。
 小学生の時、とっても明るくて、夏休みの自由研究で賞をとった女の子が、中学1年生になって不登校になったと聞いて驚いた。部活動の友人関係なのか、担任は原因を探ったが、よくわからないという。ところが中2になって登校するようになった。よくよく聞いてみると、どうも離婚が原因らしい。離婚したから不登校になったのではなく、離婚をしてから登校するようになったという。
 離婚をするかしないか、その時期の家庭内不和、母親の精神的な不安定さが、彼女にも影響したのだ。ところが離婚をきまり、母親はふっきれ、子どもと二人で生きていくと覚悟を決めたことが、彼女の心の安定にもつながり、友だちとの関係もよくなり、学校に通うようになった。と担当したスクールカウンセラーから聞いた。
 こども園では、月曜日は玄関でギャン泣きする子が多い。お母さんから離れたくないのだ。でも、お母さんは仕事に行かなければならない。「行きたくないなら、行かなくてもいい。」とはならない。
 




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