2024年11月29日金曜日

花だより 手取り足取り タラバガニ

 

【手取り足取り】(細かいところにまで行き届いた世話をするさま。何から何まで丁寧に教えるさま)
 昔の職人さんは、弟子入りをして「見て覚えろ!技を盗め!」と言われたものです。学校では集団の中での学習効果を期待されます。それはそれで効果はありますが、技術(スキル)を身に付ける最も効果的な方法は、個人レッスンです。現在活躍している野球選手やゴルファー、卓球の選手などのスポーツ選手は、子どもの頃から、親の手取り足取りの個人指導によって一流になった選手ばかりです。
 書道の指導では、運筆、筆の入り、止め、はらいなど、口で説明してもなかなかその通りには書けないものです。力の入れ方、筆を運ぶスピードは、手を取って一緒に書くことで感覚的に身に付くのです。ところが、学校で全員にそれをするのは無理です。
 今学校では、1つのクラスに複数の先生が入って指導しています。(授業改善推進チーム事業、指導工夫改善加配、退職教員活用事業時間講師、学力向上支援講師など)また、躓きに応じて少人数に分けて指導したり、通級指導教室といって“個別指導”もしています。クラス分けの指導するのは「差別教育だ!」という人がいましたが、今ではそのようなことをいう人はいません。分からないことをそのままにしておく方が問題です。その子に合った指導方法で、全員に確かな学力を身に付けさせることが大切です。

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