農村地帯の小さな学校の参観日のことです。ぎりぎりまで農作業をして、トラクターに乗って学校にやって来る保護者がいました。「先生、ごめんね。こんな恰好で、天気がよかったからさ、やってしまいたくてね。・・・」と教室に入ってくるなり謝るのです。
もう廃校になってしまいましたが、この学校の参観日は、どんなに忙しい時期でも必ず夫婦で来て、出席率はいつも100%でした。
参観日だから、余所行きのいい服を着なければならないということはありません。しかし、“余所行き”とは、「特に改まった言葉、態度」という意味もあります。服装だけの問題ではありません。
“余所行き”という言葉が今や死語になりつつありますが、参観日は、先生も子どもたちもいつもとはちょっと違います。授業を見ずに廊下でおしゃべりをしたり、中にはガムを噛んだままの保護者がいたり、授業中に我が子に声をかける親もいます。出席する保護者も少しだけ改まって教室の子どもを見るべきでしょう。
「出席率は60%でも、来るだけまだいいですよ!」と担任は言っていました。

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