国語科の指導力向上は、教師自身の言語生活を高めることです。
「すべての教師は、国語教師である。」「教師は言語環境そのものである。」と言われます。自身の言語生活を高める基盤作りを教師なら心がけたいものです。
学級母語の育成
「学級母語」とは聞きなれない言葉ですが、「母語」とは子どもが保護者のもとで育つ生活言語体系のことです。日本の場合は、日本語が母語であり、国語の前提をなしています。また、学級・学校も日常の言語生活の場です。そこには集団生活を円滑にするためのルールや習慣の形成を付加した学級母語があります。
学級母語は、教師による集団への指示や子どもたちへの言葉がけで形作られます。学級経営の母胎は言語環境だといえます。ですから教師は、自分の言語環境として、言葉かけのチェック・修正に心がけなければなりません。
◇こう言っていませんか?◇
「おまえは、いつもよそ見をしているから聞き逃すんだ。」
「ふざけないで最後まで掃除しなさい。」
「声が小さい。それじゃ、みんなに聞こえない。」
「また、おまえか。何度言ったらわかるんだ。」
◎言い換えするなら◎
「大事な話には、集中するんだよ。」
「自分の仕事が終わって、友だちを手伝えば120点だね。」
「○○さんの口の形を見ながら聞くと、聞き取れますよ。」
「同じ失敗をしないように、一度立ち止まって考えよう。」
*ついつい言ってしまうことがあります。一度立ち止まって言い方を考えてみることです。
学力テストの国語の結果が芳しくありません。国語力は、一長一短に身に付くものではありません。教師の国語力(母語)を身に付けるよう努力が必要です。


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