「あたたかい手」
ねえ おかあさん
あなたの手は
ときに 強く抱きしめてくれた
ときに やさしく 涙をふいてくれた
ときに 怒られ 叩かれ 冷たい手だ
と感じたけれど
どんなときでも
あなたの手は あたたかい手
そんな手を持つ あなたが大好きです
~奈良少年刑務所詩集より~
「僕のお母さんは、今年七回忌です。お母さんは体が弱わかった。けれどもお父さんはいつもお母さんを殴っていました。僕、小さかったから、助けてあげられなかった。お母さんが亡くなる前に、『つらくなったら、空を見てね。私はそこにいるから』と言ってくれました。それを書きました。」
涙がこぼれた。クラスの子たちが、われ先にと、彼にやさしい言葉をかけた。
劣悪な育ちの背景なくして罪を犯した子は、一人も見たことがない。加害者になる前に、被害者であったような子どもたちだった。虐待を受け、心を閉ざしていた。『口を開ければ殴られる』といった惨烈な環境にあったせいで、言葉が出にくい。
そんな子に「安心・安全な場、泣き言を言ってもバカにされたり、傷つけられたりしない場」と感じてもらうことに心を砕くと、心の扉は開いてくれた。彼らの口から、驚くほど優しい言葉があふれ出てきた。 解説 寮 美千子
「再春館製薬 「私らしく」2025 summer Vol 17 巻頭言より」 (牧野要約)
「僕のお母さんは、今年七回忌です。お母さんは体が弱わかった。けれどもお父さんはいつもお母さんを殴っていました。僕、小さかったから、助けてあげられなかった。お母さんが亡くなる前に、『つらくなったら、空を見てね。私はそこにいるから』と言ってくれました。それを書きました。」
涙がこぼれた。クラスの子たちが、われ先にと、彼にやさしい言葉をかけた。
劣悪な育ちの背景なくして罪を犯した子は、一人も見たことがない。加害者になる前に、被害者であったような子どもたちだった。虐待を受け、心を閉ざしていた。『口を開ければ殴られる』といった惨烈な環境にあったせいで、言葉が出にくい。
そんな子に「安心・安全な場、泣き言を言ってもバカにされたり、傷つけられたりしない場」と感じてもらうことに心を砕くと、心の扉は開いてくれた。彼らの口から、驚くほど優しい言葉があふれ出てきた。 解説 寮 美千子
「再春館製薬 「私らしく」2025 summer Vol 17 巻頭言より」 (牧野要約)
うちの奥さんが、「これって、使えない?」と渡してくれました。


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