デジタル教科書の何が問題なのか? QRコードやリンクが逆効果なワケ
デジタル機器のスイッチを切れば、教科書の実態は一瞬で消えてしまう。学習ツールとしては、はなはだ不適格であることに誰も気づいていないようです。
人間に思考は、そう簡単に途切れなく、分かったつもりでも少し経ってから未消化の部分に気付いたりするものです。すぐにページを開いて見直せることが学習では大切なのです。
QRコードが花盛りなると、紙の教科書の情報量をはるかに超えてしまう恐れがあります。そうすると何をどう学んだらよいかということが分からなくなってしまうか可能性があります。学習の基本は、「触れたものに繰り返し触れる」ことにもかかわらず情報過多となれば、その根本が損なわれてしまうのです。“浅く広く”では、学びは深まりません。
デジタル教科書のリンクは、ネット検索と共に情報過多となり、自分で考える前に調べるようになります。端末で完結するようになるので、紙のノートは使わなくなり、「書き写して覚える」、メモを取るなど書字の能力まで影響する。「かな漢字変換」に頼ると簡単な漢字さえ書けなくなる。「予測変換」に頼ると同じ表現や定型文を繰り返し使うようになる。キーボードの高速入力が災いして要点を絞ることなく受動的にすべてタイプするようになる、雑に書いた後、編集機能に頼る分、文脈を正しく想定できなくなる。など、便利だと思って大人が与えようとするデジタル機器は裏目に出る可能性が高い。 「デジタル化により授業が効率化して、学習効果が上がる」などと期待しすぎてはいけません。
人間に思考は、そう簡単に途切れなく、分かったつもりでも少し経ってから未消化の部分に気付いたりするものです。すぐにページを開いて見直せることが学習では大切なのです。
QRコードが花盛りなると、紙の教科書の情報量をはるかに超えてしまう恐れがあります。そうすると何をどう学んだらよいかということが分からなくなってしまうか可能性があります。学習の基本は、「触れたものに繰り返し触れる」ことにもかかわらず情報過多となれば、その根本が損なわれてしまうのです。“浅く広く”では、学びは深まりません。
デジタル教科書のリンクは、ネット検索と共に情報過多となり、自分で考える前に調べるようになります。端末で完結するようになるので、紙のノートは使わなくなり、「書き写して覚える」、メモを取るなど書字の能力まで影響する。「かな漢字変換」に頼ると簡単な漢字さえ書けなくなる。「予測変換」に頼ると同じ表現や定型文を繰り返し使うようになる。キーボードの高速入力が災いして要点を絞ることなく受動的にすべてタイプするようになる、雑に書いた後、編集機能に頼る分、文脈を正しく想定できなくなる。など、便利だと思って大人が与えようとするデジタル機器は裏目に出る可能性が高い。 「デジタル化により授業が効率化して、学習効果が上がる」などと期待しすぎてはいけません。
東大大学院 酒井邦嘉教授
自分もそのことに気づき、手書きしてからブログにアップするようにしています。
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