自然から学ぶこと(PHPより)
このところの雨で花壇のペチュニアも息を吹き返しました。教材園やビニールハウスの作物が大きく生長しています。毎日手間隙かけて育てたものでも、ひとたび大粒の雹や大雨が降れば、それまでの苦労が一瞬にして水の泡となってしまいます。このときほど自然の前では人間がいかに小さい無力な存在であるかを思い知らされます。
人生でも一生懸命努めても、自分の力ではどうしようもないことがあります。そんなときは、我が身の不運を嘆き、世を恨む。それは人情の然らしめるところかもしれません。最近の事件の根底には、このことがあるように思います。けれども、すんでしまったこと、どうにもならないことを思い煩っていても事は進展しないのです。
何度もつまずき、窮地に立たされても、希望を失わず、その都度次の一歩を踏み出す。そうすることで新たな道が開け、自分を一回りも二回りも大きく成長させることができる。と子どもには語りかけていきたいものです。
人生の途上で出遭う苦難や挫折、それを乗り越えさせるのは、やはり前途に対する「希望」を持つことです。
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