「志(オリンピック)が人をつくる」 ~今こそ志を養う教育を~
二度とない人生をよりよく生きられるかどうかは、一に“志にあり”とは多くの賢人が説き続けてきました。江戸の儒学者佐藤一斎は、その著「信志四録」の中で「著(ちゃく)眼高ければ即ち理を見て岐せず」(大所高所に目をつければ道理が見えてきて迷うことなし)として、志を高く持ち迷わず貫くことの大切さを説きました。人間の真価はこの志の高さで決まるとも言う。
😍「コロナにかかりませんように」これは園児が七夕の短冊に書かれてあった願いです。「学校の先生になりたい。」というのもありました。うれしく思う反面、教員程度の夢でいいかの?と思ったりもします。
🤷♂️自動車のセールスマンに聞くと今の若者は、「いい車に乗ろう」とは思わないそうです。そこそこの価格で使い勝手のいい車を選ぶというのです。洋服はユニクロ、食はファミレスとかファーストフードで十分。バブル以後に育った若者は、そこそこの収入でそこそこ自由な生活ができればいいと思っているのです。
👀コロナショックがなければ、オリンピックTOKYO2020が開幕していたはずでした。メダルをとって歓喜したり、悔し涙を流したりする選手を見ると、志を高く持ち迷わず貫いている姿に感動します。自由や個性の名のもと、自己を内省し、自分とは何か、自分は一体何をすべきか、人生の使命とは何かを模索する力を育てなければならないと思うのです。今こそ「志を養う」教育を復興させたいものです。
😒「オリンピックに出て金メダルを取りたい!」とこれまでのオリンピックを見て憧れ、晴れの舞台を夢みる子どもたちが多くいたことでしょう。「おまえみたいな奴がオリンピック選手になれるわけないだろ!」と言ってしまったらそれでおしまいです。
👍オリンピックで熱狂的に応援するのは母親で、父親はやや控えめです。メダリストへのインタビューでも、母親への感謝の言葉がほとんどです。メダリストの原点もお乳を与え育てた母親にあるようです。そんな中で女子ウエイトリフティング銀メダリストの三宅宏美選手は父親が登場しました。北京オリンピックの敗北以後、“コーチを変えてみたら”と周囲から言われたそうですが、三宅選手は「父と一緒に次のオリンピックを目指します。」ときっぱりと言いました。うれしいじゃないですか…。
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