2020年7月14日火曜日

花だより 少年院で育てる テッポウユリ


 成績優秀な子が事件を起こすと大きなニュースになるが、非行少年のほとんどは、学力の低い子 教育ルネサンス(読売新聞)少年院で育てる 「学力つけ世界観是正」
 主に中学生が入院する少年院が、入院者にテストをした結果、小学3年生以下が約3割、4年生以下までで6割近くになった。かけ算九九もわからず、漢字の読み書きも満足にできない。「1mが何㎝か知らない」「窓を3分の1開けることができない」『ソ』と『ン』、『シ』と『ツ』の区別が分からない。世界地図で日本の位置が分からない。地球が丸いということが理解できていない子もいる。
 不安定な家庭環境の子どもは、家庭で学習する環境にないこともある。勉強がわからないので小学校でも居場所がなく、中学生になって非行化していく場合が多い。
 教師に暴力を振るって少年院に来た子は、「中学校に登校しても教室ではなく、仲間のたまり場ばかりに行っていた。授業はわからないから、つまらない。友だちとしゃべっていた方がおもしろかった。でも、今は勉強しないとまずと思っている。今は本も読めるようになった。」という。「学力は善悪の判断や行動の結果を推測する力の基礎になる。小中学校9年分を1年程度ですべて覚えさせるのは難しい。基礎学力の習得は、少年たちの狭く偏った世界観を是正することに役立っている。だから勉強は大切なのです。

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