2020年7月9日木曜日

花だより ゆかた姿はいいものだけど・・・ サクランボ ヒルガオ

 ゆかた姿はいいものだけど・・・
 亡くなった母の着物を整理した。昔の人だから、和ダンスの中はいっぱいだった。だれか着る人がいたらと思ったが…。  
 女の子が、髪を結い、ちょっと薄化粧をして、浴衣を着ると七夕祭りや盆踊り、夏お祭りにはよく似合う。テレビでよく外国人に浴衣を着せているシーンをよく見る。(着物=日本)しかし、きちんと着れる、着せることのできる日本人は、何人いるのだろう?
 夏休み札幌に行ったとき、ちょうど花火大会で浴衣姿の男女を多く見かけた。大変結構なことだが、残念ながら着方がだらしない。今は帯もワンタッチ式で着やすいのだろうが、自分で着たのではないだろう?親に着せてもらったとしたら寂しい限りだ。特に男の子の浴衣姿は最低である。寝間着よりまだ悪い!
 母は、着付けの先生ではなかったが、「ちょっと来なさい。みっともない着方をしないのよ。男の帯は腰で締めるのよ」と言われたことを覚えている。そんな母は、私が成人したとき着物と浴衣を作ってくれた。必要性は全く感じなかったが、それでも小さい頃からの習慣なのか今でもお盆やお祭りになると着ることがある。だから帯も自分で締めることができる。
 浴衣を着て、ブランドバックを持って、茶髪、ピアス、ネックレスは、まだ許せても、浴衣を着るならきちんと粋に着て欲しい。「そんなこと言うのは、パパが歳をとった証拠だよ。」と娘は言われた。今年は、コロナで浴衣姿で出かけることもないだろう?  


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