2021年10月23日土曜日

花だより 義務教育機会確保法?  ハロウィンカボチャ ホトトギス

 

 義務教育機会確保法について
 文科省は、不登校児童・生徒の支援について、不登校支援の基本的な考えの転換した。学校外の公的機関や民間施設における学習を指導要録上出席扱いとする場合、「学校復帰を前提とする」という要件を外し、「社会的自立を目指す」という要件に改めたが、これで不登校が減るわけではない。
 【3つのポイント】
1 不登校支援の基本的な考え方の転換
 不登校児童・生徒の支援は「学校に登校する」という結果のみの目標ではなく、児童・生徒が自ら進路を主体的にとらえて、社会的に自立することを目指す必要があることを示している。学校の役割が大きいことは勿論だが、児童生徒によっては、不登校の時期が休養や自分を見つめ直すなど積極的な意味を持つことがあることに留意する必要がある。
2 学校の取り組みの充実
 従来の路線を基本的に踏襲しているが、学校がなすべきこととして、
 ①「児童生徒理解・支援シート」を活用した組織的・計画的支援を行う。
 ②個々の児童・生徒ごとに不登校になったきっかけや継続理由を的確に把握し、その児  
  童・生徒ごとに不登校になったきっかけや継続理由を的確に把握し、その児童・生徒に          
  あった支援策を策定する。
 ③校長のリーダーシップのもと。教員、専門スタッフが連携協力し、組織的な支援体制を 
  整える。
 ④各学校においてコーディネーター的役割を果たす教員を明確に位置付ける。
3 多様な教育機会の確保
 義務教育機会確保法の趣旨を踏まえて、不登校児童・生徒の状況に応じて、教育支援センター、不登校特例校、フリースクール、ICTを活用した学習、夜間中学での受け入れなど、多様な教育機会を確保する必要がある。

 🤷‍♂️無理に登校しなくてもよいことになり、現場では、不登校が減るどころか、さらに増えるのではないかと心配している。案の定、コロナで休校になり、オンライン授業になったことで、不登校生徒が増えている。コロナが収束しても子どもたちが学校に戻ってこないかもしれない。

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