2021年10月21日木曜日

花だより 母親の「スマホネグレクト」 紅葉2 ヒヨドリバナ 

 


 🤷‍♀️「うちの子、ゲームばっかりやって、ちっとも勉強しないんです!」と嘆く親が多くいます。それは子どもだけでしょうか?
 親がネットゲームに興じるあまり、子どもをほったらかしにしてはいませんか? 
 母親がスマホに夢中になり、子どもから目を離したときに、何かのはずみで子どもが大けがをしたり、誘拐されたりする危険はいつでもどこでもおこり得ることです。
 子どもの「スマホ依存」をどうしたらいいかという議論ばかり目立ちますが、実は成人の「スマホ依存」はもっとやっかいです。スマホ世代の若い母親にみられる「スマホネグレクト」を見逃してはなりません。
 母親の「スマホネグレクト」の典型例は、スマホに夢中になっているときに子どもにぐずられ、無意識に怒鳴りつけてしまう、という行動です。スマホを一時も肌身離さず片手に持ち、家事や育児、あるいは友人とのLINEを忙しくこなす母親。もう一方の手で子どもをだっこしながらも目は食い入るようにスマホの画面を見つめている。見つめるべき対象はわが子の目です。
 🤷‍♀️母親が子どもの呼びかけに長期間反応しなくなると、子どもは泣いたり、ぐずったりしなくなり、しだいに笑わない、しゃべらない、無表情な子になり、孤立を好み、人間関係を築けなくなる。「母性愛の剥奪」あるいは「愛着障害」と呼ばれる状態になる可能性があります。
 👀乳児母親への愛着は、吸うこと、しがみつくこと、後を追うこと、泣くこと、微笑むことなどの感覚・運動を通じて形成されると言われています。そのどれもがスマホが提供する視聴覚のみの刺激とは対極をなしていることに「スマホ依存」の末恐ろしさがあります。(精神医からの警告)


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