2021年10月29日金曜日

花だより 「義務教育学校」 シコンボタン 

 

 「義務教育学校」 小中一貫教育広がる     
 小・中学校9年間の教育を一つの学校で行う「義務教育学校」が、2017年度に計48校に上り、改正学校教育法で制度化された2016年度より26校増えた。2018年以降も52校の開校が予定されている。別々の小学校と中学校が一貫した教育を進める小中一貫型小学校・中学校の件数も国公私立合わせて2016年度より88件増えて計253件となった。小中一貫教育は、中学校に進学して環境変化になじめず不登校になる「中1ギャップ」の解消などに効果があるとされる。義務教育の9年間をこれまで「6・3」制の枠にとらわれず「4・3・2」制のように区切ることができる。
 *財政難と人口減に悩む地方の町村では、義務教育学校の経済効率の高さが魅力なのかもしれない。2018年以降、当管内にも義務教育学校は増えてきている。
 少子化により、地方では小学校1校、中学校1校しかない町が多くなり、それもほとんどが学年1~2学級の小希望校である。地元の高校に行くことになったら、保育所・幼稚園から高校まで、15年近く同じ顔触れで過ごすことになる。中1ギャップは、本当にあるのか疑問だ?
 高校受験を控えた生徒が、「高校くらい、この町を出て、新しい友達とやりたい部活を選んで、好きなことをしてみたい。」と言った。その気持ち、わかります。


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