2023年5月2日火曜日

花だより 一時預かり つくし、ナデシコ

 
 
 こども園の農園作業が始まる。そのねらいは、「自然の不思議さを感じ、収穫の喜びを味わう」というものだ。子どもたちは、種(ジャガイモ、とうきび、豆、ニンジン、大根)をまいたあとは収穫するまで、ほとんど何もしない。普段の世話は園長の仕事だ。畑仕事は何も苦にならない楽しみの一つだが、収穫の喜びを本当に感じるだろうか?と思う。
 小学校の生活科でうさぎを飼わなくなった。理由は、世話が大変だから、教師の仕事量を減らすためだという。農家、特に酪農家は休みがなくて大変だ。子どもたちにその大変さを理解できるだろうか?「種をまいたら、あとは勝手に実がなる。」これが「自然の不思議さ」なのだろうか?
 子育て支援センターのセンター長を兼務することになった。一時預かりをするメロンキッズというボランティア組織がある。例えば、美容室に行く、集会に参加するときなど、幼児を1時間500円で預かってくれるサービスで、多くの母親が利用している。中には、子育てに疲れたので、カラオケやサウナに行くので預かってほしいというのもありで、ぜひ活用してほしいと呼びかけている。
 子どもは社会で育てるというのはこういうことなのか?お父さんの育児参加を呼び掛けているが、利用者は、ほとんどがシングルマザーだという。確かにシングルマザーは、働きながら子育てをするのは大変だ。「自分のことを犠牲にして、手間暇かけて育てるから、子を愛おしく思う。子育てとはそういうものだ。」と説教することはもうない。

  つくし(土筆) スギナにくっついて出てくることから「付く子」、胞子の先が筆に似ていることで、筆が土から突き出すように生えてくる姿から土筆と書くようになった。「つくしんぼ」、「つくしんぼう」ともいいます。俳句では春の季語です。あちらこちらでにょきっと顔を出し始めました。つくし(土筆)は、生長が早く、土の中から出てくることから「向上心」という花言葉がついています。もうすぐ連休がスタートします。有意義に過ごして下さい。

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