2023年5月26日金曜日

花だより 運動会で集団行動を学ぶ シャクヤク

 


 運動会シーズンを迎えました。徒競走やリレーが注目されがちですが、運動会は、集団行動を身に付ける場でもあります。
 日体大の集団行動(高速行進して交差する技など)が話題になり、小学校でも集団行動が見直されてきています。高度な技でなくても整列したり、行進したりするのは運動会の見せ場です。
 なぜ集団行動が必要なのか? 大勢で行動することで連帯感が生まれたり、信頼関係が築けたりなどさまざまなメリットがあります。また、自然界において、強い動物(肉食のトラなど)は、単独行動を取りますが、弱い動物(草食の羊など)は群れることで外的から身を守るようにしています。集団から外れたモノ(わがまま、ルールを守らないモノ)が襲われて餌食になってしまいます。人間も弱い動物です。集団行動ができなければケガや死につながります。例えば、遠足で整列、集合などの集団行動ができないと事故につながります。
 ところが幼いときに周囲に合わせる機会が少なかった人は、大人になって集団行動が苦手なります。周りが大人ばかりの環境であれば、みんなが自分に配慮して行動してくれるため、他人のペースに合わせる必要がないためです。そのため運動会は競技で競うだけでなく、集団行動を身に付ける大事な行事なのです。

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