小さいころにたくさん「読み聞かせ」をしてもらった子は、語彙数が増えて、言語力が高い。そんなことからこども園では、先生方は毎日のように絵本の読み聞かせをしています。 ところが家庭では、字が読めるようになると「自分で読める本を見つけて読みなさい。」と子どもにお任せになってしまう傾向にあります。これはよくありません。文章全体の意味を理解して読み味わうためには、読み聞かせをしてもらう経験がまだまだ大事で、小学校低学年までは続けるべきです。なぜなら、拾い読み程度では、文字を読むことが精いっぱいで、文章の理解まで至らないのです。
読み聞かせをしてもらって話を聴くからこそ、筋やお話の世界を結び付けて考えたり、絵をより丁寧に見て文中の言葉と結び付けるといった思考ができるようになるのです。
「1・2年生の家庭教育に求められるもの」 東京大学大学院 秋田喜代美教授 牧野要約
「こどもの日」雨が降ってお出かけできないなら、家で読み聞かせをしてあげることです。
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