弔事とチャットGPT
先週の日曜日「そこまで言って委員会NP」(読売TV)で話題の対話型人工知能「チャットGPT」を大検証!戦争や原発問題、皇位継承から社会福祉まで?委員会メンバーとAIの解説者どちらが優れているのか徹底対決しました。勝敗は5勝3敗で人間(主演者)の勝ちでした。
AIが作成した文章の内容が正しいかどうかは別にして、文章の構成は素晴らしい。学生や官僚が使いたくなるのはよくわかります。
ふと弔辞を書かせたら、さぞ上手に書くのだろうと思いました。最近の葬儀は、町内会で取り仕切るのではなく、葬儀社が全て行います。慣れた司会者が、在りし日の思い出を語り、参列者の涙を誘います。
もう10年も前のある葬儀で葬儀委員長を務めた古老が、「亡くなったおばあちゃんは、子どもたちが遊んでいると、『悪いことするんじゃないよ!暗くなる前に帰るんだよ!』と声をかけていいました。町内会の名物ばあちゃんでした…。」と挨拶しました。そして「葬儀の挨拶は、流暢でない方がいい。生前の逸話を盛り込んでたどたどしく言った方がいいんだ。」と語りました。
子どもの作文も文章構成はぐちゃぐちゃだけれど、何となくいいなあと思うモノがあります。
過日、学校評議員会で障害を持つ子の親が、特別支援教育について赤裸々に語ってくれました。同じことの繰り返し、要領は得ていなかったのですが、絞り出すような声、表情から、親の苦悩がひしひしと伝わってきました。
チャットGPTの活用を危惧する人もいますが、人間はきっとうまく使いこなすでしょう。むしろ進化したチャットGPTの方が人間とうまく付き合うようになるでしょう。
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