2023年5月23日火曜日

花だより 命を守る教育 レンギョウ

 

             
  安全で命を大切に【命を守る教育】
《防火教室・避難訓練》 
学校やこども園が火事になることはほとんどない?
長い教員生活で、昔の木造校舎の時代は別にして、学校が火事になったという話は聞いたことがありません。(中学校のトイレでボヤ騒ぎはあったが) それなのに毎月避難訓練をします。子どもたちに「避難訓練なんか、しなくてもいいんじゃないの?」と言うと、4歳の女の子が大きな声で「ダメ~!」と叫びました。その後、何人か続いて「ダメだよ!」と言い出したのです。「どうして?」と訪ねると「だって、死んじゃうもん」と答えました。素早く反応したのは数人だけでしたが、それを聞いてたぶん4歳児さん以上は、そう思ったに違いありません。それは前段に防火教室があって、消防士さんの話を聞いていたからです。大事なことは、ちゃんと理解しているのだと感心しました。
5月19日(金)は「交通安全教室」がありました。子どもたちは、散歩に行くとき、横断歩道に差しかかると「右見て、左見て、また右見て、だいじょうぶ!」と言って手を挙げて必ず渡ります。
「ちゃんとできているから交通安全教室なんかやらなくてもいいじゃないの!」と言うとまた、大きな声で「ダメ~!」と言ました。死んじゃうかもしれないからです。
 アフターコロナ・ウイズコロナ
 こども園は、大切なお子さんをお預かりしています。ケガや病気にさせてはいけないのです。しかし、コロナ以外の感染症にも多くかかります。ケガもします。アレルギーもあります。そうしたことから、子どもたちを守るのが私たちの務めです。ですから手洗いの励行・手指の消毒、保育室の消毒も続けています。
 農園で作物を育てるのも命の大切さを学ぶ活動です。食べることも命を守ることです。ですから給食(食育)も命を守る教育です。子ども園の活動はすべて「命の教育」と言ってもいいでしょう。
「安全で命を大切に」~命が一番大切~という意識を小さいころから強く持たせることが大切です。言葉だけで理解するのではなく、体験を通して学ぶことが大切です。自分の命を大切にする子は、人を傷つけるようなことはしないでしょう。
「死んだらどうなる?」と聞いたら、「パパとママが泣く」と答えました。反対に、「どうして命を大切にしなければならないの?」と質問されました。「園長先生と違って、みんなにはわくわくする未来があるからだよ」と答えました。


0 件のコメント:

コメントを投稿