意見を求める
子どもに意見を求めると突拍子もないことを言うものです。しかし、子どもの意見をからかってはいけません。子どもにとって、意見を言うことは考えをまとめるための方法であり、やがてそれはよりよい意見につながります。頭ごなしに否定するのはなく、「それをしたらどうなると思う?」「それでうまくいく?」と問い返してやることが大事です。このような会話が子どもの創造性を養うのです。
親の働きかけで子どもの性格が形成されます。幼いころ意見を求められなかった子どもは、思春期になると心を閉ざし、親と話すのを嫌がるようになります。高い自尊心を持っている子どもは、「自分の意見は価値がある」と思うことができます。そういう思いが、子どもの心の中で「自分は価値がある」という信念に変わります。
子どもの自尊心の大部分は、自分の意見が親、家族、クラス、チームにとって重要な意味を持っているという感情に根ざしています。自尊心は、家庭環境で育まれます。子どもたちにとって「家庭」は安らぎのある楽しい居場所です。社会へ巣立っていくために大切な場所。親の笑顔が子どもの笑顔をつくります。親子が共に学び、育ち合う「家庭教育」を地域全体で応援する。そんな「やさしい社会」が、子どもたちの「未来」を育んでいきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿