2017年5月24日水曜日

花便り シャクヤク 参観日 学校ボランティア

~平成12年の作品~

【平成22年度 網走市立潮見小学校 学校だよりから】
△▽△授業参観は多くても学級懇談に残る人が少ない!△▽△
 参観日は、授業を通してお子さんの様子を見てもらうのが第一のねらいですが、保護者の皆様から教育上の悩みや問題点、あるいは学校や学級担任に対する要望等を伺い、皆さんと一緒に考え、話し合うものです。
 年度はじめの学級懇談では、学級担任から、子どもたちの様子や学校の教育目標を受けての学級の目標や指導方針(学習と生活指導)について説明するのが通例ですが、潮見小では、PTA役員を選出するのが第一の目的になっているようです。「役に当たりたくないから、懇談会には残らない。」というのであれば問題です。
 PTA役員会でも話題になり、何か良い解決策はないかと話し合ったところですが、妙案はありません。皆さん忙しいとは思いますが、学校の教育活動にも是非ご協力下さいますようお願い申し上げます。
  札幌市立山の手小学校(ボランティア活動の先進校)視察
 山の手小学校「地域ボランティア(すくすく育み隊)」事務局のお母さんから聞いた話です。
~校長先生の計らいで職員室に席があって、ほとんど毎日学校に来ています。活動内容は、図書室の整理、自然観察の講師、広報誌づくり、花壇づくり、校区内巡回パトロールなど、PTA活動とは別に、有志(約100名)で活動しています。学校の廊下には、ボランティア専用の掲示板があって活動の様子を紹介しています。
 最初は、月に何度が集まって会議を行い、集まる場所と時刻を決め計画的にてやっていました。そうすると負担になって長続きしないことがわかりました。「私は、いつも出ているのに、あの人は、出てこない。それじゃ私も出ないわ・・・」となってしまったのです。
 そこで、私たちの「すくすく育み隊」のコンセプトは、「できるときに、できることをする」にしました。
 巡回パトロールも時間を決めていません。“犬の散歩や買い物は、子どもたちの登下校時に合わせる。ジョギングのコースを学校周辺にする。子どもたちに会ったら、必ず挨拶を交わすようにしましょう。皆さんのできることでいいのです。”と呼びかけたところ、どんどん参加者が増えていきました。~
 ボランティアの合言葉に“さわやかに さりげなく さいごまで”というのがあります。打ち合わせや集まりを持って計画的にすることも大切ですが、さりげなくすることが、最後まで長続きする秘訣かもしれません。
 潮見小校区でも多くのボランティアの方に協力をいただいています。改めて感謝申し上げます。

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