2017年5月30日火曜日

花便り タニウツギ 消防演習と運動会

~平成12年の作品~

【平成20年度 斜里町立朝日小学校 学校だよりから】
 ~消防演習と運動会~
 斜里町の消防演習は、昨年まで5月第4週の日曜日に開催されていて、朝日小の運動会と重なっていました。そのため消防団のお父さん方は、午前中運動会に参加できませんでした。消防署の方で配慮してくれたのか、今年は土曜日に消防演習が行われました。
 一糸乱れない集団規律と集団行動は運動会と重なる
 人間には、「集団本能」とか「集団欲」といった生理学的な機能が組み込まれていて、人間社会は、集団規律を守ることで成り立っている。人間は集団でいることで自分の命を守っているといわれています。
 特に消防団とか軍隊は、集団規律や集団行動ができていないと、事故や死につながることから、徹底した訓練が行われます。学校の集団生活ですから、当然、集団規律や集団行動が重んじられます。
 ところが最近のオリンピックの入場行進は、昔と違い選手が行進曲に合わせて足並みを揃えて行進するのは「軍隊を連想する。」という批判から、だらだら歩く形になりました。これに影響を受けてが、学校の体育の授業でも「集団としての行動の指導」が削除されました。(教えなくなりました。)
 しかし、「集団規律」「集団行動」は必要です。
 個性とか自由とか言っても、それは集団の活動や日常生活の中で発揮されなければ意味がありません。もしこの点を無視すれば、単なる自己中心的なわがままな迷惑行為です。最近、集団生活に馴染めず、反発したり、逃げ出したりする子どもが増えてきています。
これは体を通して繰り返し覚えさせる教育の範疇に属することから、体育科において指導する内容です。また普段の学習にも大切なことです。運動会を通して子供たちに身に付けさせたい大事なことだと思います。消防演習は、大変勉強になりました。
 

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