まめやかさ 倉橋惣三
生きる力 伸びる力 それに驚く心がなくては
子どものことは本当には分からないが、
驚きだけでは 詩とか研究が生まれても 教育にはならない
教育者は 詠嘆者たるだけでは ないからである
子どもの力に絶えず驚きながら、詠嘆の暇も隙間もないほどに
細やかな心遣いに忙しいのが教育であり、教育者である
驚く心がそのまま すぐに実際のまめやかな人
そういう人が教育者である
「詠嘆の暇も隙間もないほどに 細やかな心遣いに忙しいのが教育者」
教員の働き方改革が叫ばれるときに、この言葉は逆行するのではないか?という意見が出そうです。(倉橋惣三先生は、大正から昭和にかけての教育者なので、もう古い!と言う人もいるでしょう。)
教員の仕事に“これでいい”と言う範囲はないが、教員の一日は30時間ではない。本来やらなければならないことができないのなら、削れるものは削るしかない。
「まめやかな人」とは、超多忙な人ではなく、細やかな気遣いができる人です。どんな時代であっても教師は「まめやかな人」であってほしいものです。
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