●登園が遅い。10時、11時になって登園してくる。朝食も取らないでデザート類を食べている園児が目立つ。障害があるわけではないが、じっと座っていられなく、かみついたり、パンチをしたりする。そういう子に限って親とコミュニケーションがとれない。乱暴な言葉が目立つが、母親も子どもを叱るときにはひどい口調である。
●親との連携の難しさを感じている。早寝・早起きや道路を安全に歩くなど、指導には家庭との連携が必要だが、それが難しい。危険に対する認識度が低い。友だちとのトラブルでも加減が分からず、ケガを負わせてしまうことが多い。また、謝れば済むと思っている。相手を思いやる気持ちが薄い。「最初に戻せばいいんでしょ。」という言葉が気になる。ゲームでリセットすればいいという現代の風潮を反映しているのではないか。
●夜型が多く、遅くまでテレビを見ている。早寝・早起きができない母親は、「自分も食べられないから」といって朝食を用意しない。
●カバンをチェックしない親、プリントも読まない親が増えている。学校へ行ったらプリントの量も増えるので、ますます読まないのではないか。
●堅い文章は読まない(読めない)母親は、絵文字や顔文字で書いてくる。
●プリントを読まないので、持ち物などの連絡は、メールで送信をしている。「園だより」も文字数を少なくシンプルな内容にしている。最近は、欠席の連絡が担任の携帯にメールで来るようになった。
●友だちとのコミュニケーション力の低下で、すぐ泣く、攻撃するなどの行動が目立つ。横のつながりが薄く、友だちが困っていても助けない。自己主張の激しい子と何も言えない子に分かれているような感じがする。
●軽度発達障がいなど、障がいをかかえている子が多くなった。じっとしていられない。乱暴、言葉より先に手が出る。など保護者にどのように伝えたらよいか悩んでいる。個人情報保護法もあり、どこまで学校に伝えたらよいか迷っている。
こうした親が今、小学校の保護者なのです。親を責めるだけでは何も解決しません。こういう親もいるということを理解して対応しなければなりません。立派に子育てしている親も多いはずです。
フランス菊 端野の農家の庭先 7月1日
0 件のコメント:
コメントを投稿