2018年7月18日水曜日
花だより エゾスカシユリ 福井県に学ぶ
常にトップレベルにある福井県に学ぶべし
1 全国学力・学習状況調査は常に上位
学力は、ほとんどの教科で例年同様上位5位以内、英検取得、生徒も教員も全国上位
福井県の高い学力を支える要因は、小中教員による授業研究のレベルの高さにある。
《結果を基にした授業の改善》
福井県は、学力調査における誤答の原因・パターン分析、授業の改善案などを話し合う研修を行っている。学校の枠を超え、毎回2~3時間の授業研究を行っている。良い授業をするための教科ごとの自主研修が機能しているということだろう。
2 体力は、日本一
《基本は学級づくり(1)》
体力日本一を続ける秘密は「学級づくり」だとベテラン教員は言う。その背景の一つが少人数学級。国の基準よりも特に中学校でかなり少ない。中1は多くの問題を抱えやすい学年である。そこをあえて30人学級にして、きめ細やかな指導を加えていく環境を整えている。丁寧な学級経営・学級づくりで、頑張ろうと思う児童生徒を育てれば、学力も体力も伸びて当然だろう。
3 生徒指導関連
中高の暴力行為52件で全国最少、多忙化解消向け30年度から、中学・高校部活に指導員を導入する。
《基本は学級づくり(2)》
暴力行為52件は、各県の人口の差を比率で比較すると、1000人当たり0.6と秋田県と並び全国で最小の数値である。優れた学級づくりが行われていることが、暴力行為の少なさに大きな影響を与えていると想像できる。
4 教員の研修関連
教員の多忙化、新年度から緩和 校内研修・講習を1割減
《教育環境の整備こそ重要》
教員の研修では、5年目研修の廃止や10年研修を免許更新講習とするなどの工夫で、15日間だった免許更新研修を6日にするという。また、遠隔システムや通信講座を利用して、教員の負担軽減を図るなど、現場の授業力向上に直結させた実質的研修制度にシフトしていく意図が感じられる。学級定数、部活指導員、ALTの増員等、人も金も使って現場を励まし続けることが結果につながっている。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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