2018年7月14日土曜日

花だより テッポウユリ 育ての心 サクランボ


     育ての心    倉橋惣三
   この心情が最も深く動くのは親である 
   次いで幼い子らの教育者である 
   そこには抱くわが子の成長がある 
   日々に相触る子の生活がある 
   自ら育とうとする者を前にして 
   育てずにはいられない心 
   それが親と教育者の最も貴い 
   育ての心である 

  「育てずにはいられない心」とは
 親であれば本能的に持っているのが「親心」?
 不登校児を抱える保護者に「子育てにお悩みであれば、相談機関を紹介しますよ。」と声をかけて「いいえ、子どもの意思を尊重して、子どもときちんと向き合いますから、大丈夫です。」と返えす親が一番心配です。
 さらに、自分の意に合う答えが返ってくるまで相談機関をはしごする親もいます。そうした親は、それぞれの相談機関で言うことが違います。自分の子育てに間違いはないと思っているのか、それとも間違いを指摘されるのが嫌なのか?
 倉橋先生は、「育てずにはいられない心、それが最も貴い育ての心」と言っていますが、もっと具体的に言わないと分からない親がいます。
 子どもを授かったから親になったのではなく、親は子どもと共に成長しなければならない。子どもが小学校に入学したら、小学生としての親の勉強が始まると覚悟しなければならない。

 

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