2018年7月17日火曜日

花だより ハマオモト エゾスカシユリ 不登校問題


 不登校問題「人と関わるのが苦手
 不登校の子が“人と関わりたくない”“人と関わるのが苦手だ”と言う。しかし、人はみな他人と関わりながら生きている。人間である以上、なかには気の合わない人、苦手な人もいて、ときにはそうした人とともに作業したり、気乗りしない行事やつきあいの場にも出たりしなければならないこともある。それは少なからず憂鬱で面倒なことであろう。
 しかし、どんなにわずらわしくても、他人との関わりから逃げることはできない。それが嫌でしかたがないというのは、毎日が苦痛になるばかりである。
小中学生なら、それから逃避して不登校になっても親が面倒を見てくれるが、社会人になるとそうはいかない。
 ~どうせ逃げられないのなら、心を入れ替えて、それをむしろ楽しみに変えるべきだろう。いろいろな人と出会い、人間関係を結んで、さまざまに関わりあいつつ日々を送る。これこそ生きている証だと積極的に受け止め、関わっていこうそうすれば、鬱陶しいと思っていたのが案外そうでもなかったり、意外と面白いことに気づいたりして、新たな何かが見えてくるにちがいない。それが人生というものだ。一度きりしかない人生、この日、この時である“嫌だ、厄介だ”と自ら心を暗くしていては、あまりにもったいない。~(PHPより)
 しかし、子どもにそれを理解させるのは難しい。親がそうした人との関わり方をしていれば、子どもも必然とそうなるに違いない。不登校の児童生徒への指導は、親の心を入れ替えることだ。

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