10年前の東北地方太平洋沖地震
職員室に大型テレビを持ち込み、先生方と食い入るように見ていました。そこにはリアルタイムで、がれきと海水の混じり合った津波が、濁流となって家を、畑を、道路をのみ込んでいく映像が映し出されていました。明治以来の観測史上国内最大の地震とそれによる津波が三陸地区を襲い、その被害は日を追うことごとに広がっています。自然の猛威、天変地異の脅威に私たちは何ができるのか?
子どもの中には「テレビは地震のことばっかりで、つまらなかった。」と言う子がいましたが、この現実を直視して欲しいと思います。被災者の皆さんとつなぐための手が、私たちの心にはあると信じたいです。
戦後最大の国難 日本に住む限り、誰もが被害者になり得る。千年に一度は、明日かもしれない。3月11日(金)は、卒業式の式辞を書いていました。土日は、テレビをずっと見ていました。被害の状況が少しずつ分かってくると、卒業式の1週間前に起きた今回の歴史的未曾有な出来事を卒業生にもきちんと理解し、考えてもらいたいと思い、全て書き直すことにしました。「眼前の現実に学ばねば、平穏を絶たれた人は浮かばれません」
~10年前の学校だよりから~
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