2021年3月28日日曜日

花だより 年度末、1年を反省して「焦らない」 カタクリ

 


 年度末、1年を反省して
 3月はまとめの時期です。1年を振り返って、あれもこれも不十分だったと気が付き 焦る!ものです。
 指導者というのは、教え導く生徒や部下、後輩がなかなか上達しない、要領を得ないと、ともすれば苛立ち、頭を悩ます。そして、こまごまと口を出し、手を貸してしまうことが少なくありません。
 それは家庭での子育てや学級での指導も同様です。子どもが思うようにしなかったり、できないと、イライラしたり気を揉んだり。つい口うるさく注意し、世話を焼くものです。
 しかし、人にはそれぞれ持ち味があり、成長の仕方もそのスピードもみな違うのです。着実に少しずつ力をつけていく者もいれば、あるとき急に伸びる者もいます。いずれにせよ、懸命に取り組んでいれば、遅かれ早かれ必ず伸びていくものです。もちろん適切な指導や助言は必要ですが、手のかけすぎは本人が本来持っている力を奪い、かえって成長を妨げることになります。大事なのは、辛抱強く、気長に待つほかないのです。指導者として、また親として、教師として、心にとどめておくことではないでしょうか。こう悟れるほどの心に余裕を持ちたいものです。


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