2021年3月17日水曜日

花だより 10年前の卒業式での国旗国歌の取り扱いについて クサボケ

 


 卒業式での国旗国歌の取り扱いについて 10年前の3月の「校長室だより」から 
 ある学校で「校長は、『日の丸』の意味を知っているか?中央の赤い丸が天皇で、周りの白い部分が国民を表している。そんな国旗に敬意を払えるか!」と言った職員がいたそうです。「言論自由、内心の自由を尊重して、その意見は聞きましょう。」と校長は応えたそうです。
 震災直後、「国民に直接説明し、お願いしたい。」という菅総理の強い思いから記者会見が実現しました。そこで印象的だったのが、登壇するとき、国旗に対して深々と礼をしたことです。この礼は、犠牲者への哀悼と被災者へのお見舞い、そして、献身的な救助活動をしている警察、消防、自衛隊など、関係職員の皆さんに対する敬意の表れと見ました。
 国旗国歌論争がかみ合わないのは、まさに心情にかかわることだからです。総理も官房長官も野党時代は、反対の立場にあった人です。未曽有の大震災は、このことさえも変えてしまったと思いました。

 今は、正常に実施されるようになった卒業式ですが、10年前は、「立つ、立たない、歌う、歌わない」という激しいやり取りが、オホーツク管内のどこの学校でもありました。


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