祝 満職
3月に入り、コロナ前であれば、定年退職を迎える校長の囲む会が計画されるところですが、コロナ禍のため昨年から送別会など一切の集まりがなくなりました。
大学の同窓会から、「今年も送別会ができなくなりました。定年退職を迎える校長先生には、長年のご労苦を慰労する機会もなく、お別れするのは残念でなりません。」という案内が届きました。
「退職」とか「ご勇退」の他に、職を退くのではなく、校長としての職を全うすることを祝うという意味で「祝満職」という言葉もあります。なるほど今の時代、無事に職を全うすることはお祝いに値します。しかし、今年定年退職する校長からは、「年金はすぐ出ないので、次の職を見つけなければならない。再任用もある。すでに4月1日から働くことになっている。コロナ禍で飲み会もしばらくやっていない。もうそんな生活に慣れた。無い方が気が楽!」と言う。
ある先輩の校長先生から、「3月31日夜中12時過ぎ、ああ~、無事終わった!そして、それまで我慢していたお酒を口に含んだ。」という話を聞いたことがありました。現職のときは、休日に電話が鳴ると、一瞬ドキッとする。そんな緊張感からやっと解放される。ましてや今は、コロナのクラスターの発生を心配し、緊張の毎日でしょう。今年、定年退職される校長先生、本当にお疲れ様でした。しかし、やれやれと一息つく暇もありません。次の仕事が待っています。
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