2022年9月15日木曜日

花だより 子どもは、悪い言葉をすぐ覚える ヒョウタン

 


 ~言葉の使い方を教えるのは親の務め~ 

 子どもは、悪い言葉をすぐ覚えます。親も使っている、友だちの影響、テレビの影響かもしれません。最近、誰に対してもため口で話すテレビタレントが人気になっていますが、困ったものです。また、何でも言葉を短縮する若者言葉には着いていけません。社会人になったら、正しい言葉遣いができるか心配です。
 親は子どもの間違った言葉づかいを矯正する必要があります。言葉の間違いを犯さない子どもは一人もいません。子どもは単語のさまざまな組み合わせ方を試します。その組み合わせが間違っているのに、誰もそれを指摘して直さないなら、子どもはそれが正しいと誤解して使い続けてしまいます。
 特に日本語は、敬語やていねい語など、TPOに合わせて使い分ける必要があります。言葉が正しく使えないために「低学力」と判断される場合があります。親は子どもにそういう損をさせないように配慮すべきです。将来、それが原因となって社会に適応できずに苦しむことがあります。子どもは周囲の人やテレビから好ましくない言葉を覚え、特定の言葉の響きに喜びを感じます。しかし、その中には、人を罵倒したり差別したりする不適切な表現が含まれていることがあるので要注意です。そんなとき、親は「そういう言葉を使ってはいけません。」と注意する責任があります。そうしなければ、子どもはそれを受け入れられると思い込んでしまうからです。言葉の使い方が不適切だと周囲から拒絶と批判を招き、自尊心を台無しにしてしまいます。何より、まず親が範を示す必要があります。

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