2022年9月17日土曜日

花だより 子どもを大切に思っているなら、子どもの作品を目立つところに飾る フヨウ

 

           

 ~家に子どもの作品を展示する~  
 子どもを大切に思っていることを伝える最も効果的な方法は、子どもの作品を目立つ場所に、それもちゃんと額に入れて飾ることです。
 玄関、冷蔵庫の扉、居間の壁など、子どもの作品を展示することで、その作品が重要で価値があり、それを誇りに思っていることが子どもに伝わります。
 子どもにとって自分の作品は自己表現です。親が子どもの作品を飾ると、たとえ作品の意味や善し悪しが分からなくても、子どもは自分が大切にされていると感じます。
 【作品を展示する2つの効果】
①子どもの表現能力を評価することができる。
②子どもに別な方法でも自己表現をするよう促すことができる。
 お母さんやお父さんが気に入ってくれるなら、今度は別のタッチの絵を描いてみよう、詩を書いてみようと子どもは思うはずです。
 子どもの作品をどれくらい長く展示しておくかは、子どもがどれくらい生産的かにもよります。もしも古い作品を処分する必要が出てきた場合には、子どもが見ていないところで慎重にしましょう。
 一言、注意をしておきます。子どもが恥ずかしいと思うものは展示しないことです。子どもの作品を展示することは、「この子は特別な存在であり、この作品を展示することはその証しである。」という、親の愛情表現です。それは子どもの自尊心をはぐくむ素晴らしいメッセージになります。
 私の両親は、教育書などを読むことはなかったと思いますが、幼稚園の頃からずっと私のかいた絵や習字を家に飾ってくれていました。大した作品でもないのに、お客さんはそれを見て「あら、これヨッちゃんがかいたの?じょうずねえ~。」と(お世辞で)言ってくれました。言われると悪い気はしません。母が亡くなり遺品整理をしていたら、押し入れの奥から、私の子どものころを作品がたくさん出てきました。箱に入れて大事に仕舞い込んでいました。


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