全国学力テスト 行き過ぎた事前対策 トップクラス石川県で何が? 2022年10月14日 朝のNHKニュース
小学6年生と中学3年生を対象に毎年実施されている「全国学力テスト」で全国トップクラスの成績が続く石川県で、今年のテスト直前、多くの学校が授業時間を削り過去の問題を解かせるなどの「事前対策」をしていたことが、県教職員組合が行った調査で分かりました。
全国学力テストをめぐって文部科学省は行き過ぎた対策をしないよう求めていて、専門家は「抜本的な改善が必要だ」と指摘しています。
文部科学省が設置した全国学力テストの専門家会議で10年以上にわたって委員を務めた早稲田大学教職大学院の田中博之教授は、全国学力テストの行き過ぎた対策が今も続く背景について「公立学校の先生たちは、よくも悪くも横並びの平等主義で、地域の人や保護者からの期待とか、同じ町の学校どうしで比べて点数があまり低いと恥ずかしいとか、さまざまな暗黙のプレッシャーを感じている。一人一人の先生の判断ではなく通常は校長の指示があり、その前には校長会という組織があり、校長会には教育委員会からお願いや指示が下りている。特に石川県の場合、成績でトップになった責任や、もう順位を落とせないというプレッシャーもあるのではないか」と指摘しました。
学力テストの点数を上げるのは、そう難しいことではない。こうすればいいという見本だ。北海道は、それをしてこなかったということです。
学力を上げるもう一つの方法は、学力テストの結果をもとに学力や学習の状況を把握して、課題を洗い出し、授業を改善することです。しかし、すでに15年経ちました、授業改善は進んでいるのでしょうか?
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