2022年10月4日火曜日

花だより このままだとたくさんの先生が倒れてしまう? カトレア ナナカマド

 

 このままだとたくさんの先生が倒れてしまう
 コロナで消毒・清掃、子どもの誘導、見守り、個別の子どもへのケア、保護者対応、緊急的な対応に臨時的な手当て、加えてGIGAスクール構想が前倒しになってICT、オンライン授業などに対応した研修を、さらに送迎バス置去り事件で、子どもの安全確保のため教職員で打ち合わせるべきことが増えた。
 授業時間の組み替え、教材の見直し、一日中働いて、土曜日も授業がある学校もある。新学習指導要領が本格実施になり、あらゆる課題にきちんと対処しようとすると、教職員の一日が24時間では絶対に足らない。
 文科省もようやく本腰を入れて、免許更新制度の廃止や採用試験の時期を早めるなど、教職員の増員と確保に取り組み始めた。しかし、学校現場は、今日明日の手が足りていない。何より急いでほしい。
 ただし、採用倍率は過去最低だ。教職員として十分な資質や能力を持った人を集めるために、しっかりとよい雇用条件を準備してほしい。「教職員の増員」というフレーズで、ただ数の確保だけを形式的に優先してしまうと、不適格教員を増やすことになる。教職員を増やすことは喫緊の課題だが、不適格教員を抱えた学校は、さらに悲惨な状況になることも事実、一度採用したら、簡単に辞めさせることができない。こっちの方が問題である。


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