2022年10月30日日曜日

花だより 「ゆるい職場」去る若者 オギナタコウジュ 

 


リモート勤務で叱られぬ日々、「ゆるい職場」去る若手社員
               ~10/25(火) 読売新聞の記事から~
 東京都内の大手通信会社に勤める入社3年目の男性(24)は、職場に不満をためている。優しい上司は、そのことにおそらく気づいていない。「叱られたことがない」というのが不満の理由。 
 2020年4月の入社直後からコロナ禍でリモートワークとなった。上司はパソコンの画面越しに「いいよ、大丈夫だよ」というだけで厳しい指導を受けたことがない。「このままでは自分はダメになる。」男性は転職を心に決めた。
 「ゆるい職場」に危機感を抱いた若手社員たちが今、職場を去り始めている。
 スキル習得に不安「社会に取り残される」
 転職を考えるようになったのは、社外の刺激がきっかけだった。入社3年目、取引先で働く同年代の男性社員の知識と提案の質の高さに目を見張った。1年目は何の発言もしなかったのに、いつの間にか成長し、差をつけられていた。上司や先輩から丁寧な指導を受けている印象を持った。
 自分の職場はリモート勤務が中心で、上司と対面で会った回数は数えるほど。販売促進の業務などに携わってきたが、叱られた経験がなく、力量に自信が持てない。職場は残業が少なく、給料も高いが、「このままゆるい職場にいると、社会に取り残されてしまう」と危機感を募らせた。
『ゆるい職場』が若手の離職の一因になっている。
 今の若者は、厳しく叱責すると、すぐ辞めてしまう。今まで上司は、そう思っていた。今度は「叱られないと成長しない」と辞める。教育現場も同じ、「どうすればいいの?」と悩むところです。要は程度の問題です。



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