2022年10月26日水曜日

花だより マイナンバーカードとお年寄り カッコウアザミ 収穫の秋

 

 
 今国会で、マイナンバーカードの保険証との一体化について議論している。野党から、なぜ一体化を進めるのか? カードを紛失したらどうなるのか?お年寄りは使い方が分からずに困る!といった質問があった。
 無くしたり、落としたりするのは、これまでの保険証も同じだ。数多くの病院や薬局を巡るお年寄りには、たくさんカードがあるとどれがどれだかわからなくなる。また、その都度同じようなことを聞かれる。病院通いも大変だ。それが1枚で済むなら、こんないいことはない。支払いだって、どこでもスマホやカードでできるようにしてほしい。韓国や中国の年寄りが日本に旅行に来て、まだ現金でしか買い物ができないと聞いて、「なんて日本は遅れているのか?」と驚くという。お年寄りの多くは、近くのコンビニで買い物をしている。スマホをかざしピッで済むなら、お年寄りにはやさしい。地方で暮らしている年寄りは、ネットで買い物をしているし、孫とはラインでつながっている。コンビニの店員は、おばあちゃんに、「ここを開いて、ここを押して…。クーポンがあるから安くなるよ。」と丁寧に教えている光景を見た。そもそも簡単便利にするのは、若者だけを対象にしているのではなく、年寄り向けだと思う。お年寄りのことを考えるなら、社会全体の普及率を高め、人にやさしい社会づくりに努めることだ。年寄りに新しいことは難しいという先入観は持たないでほしい。早く免許証とも一緒にしてほしい。



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