今年、うちの園でもICTを活用した出欠管理を導入しました。保護者からは、いつでもスマホで連絡ができるので楽になりました。職員も確認がしやすくなり、負担軽減になった。と歓迎しています。全国の幼児施設で導入が進んでいますが、通園バス置去り事件が起きて、風向きが変わりました。
10月6日の読売新聞 「園児出欠「目視」を重視」 職員はバスから全員の降車を確認しないまま、亡くなった女児を「登園」したとシステムに入力したため、女児が車内に残っていることに気づかなかった。これを受け、システムを導入しているある園での、タブレットから(出欠のデータ)をホワイトボードに書き写す写真が掲載されて、システムを使いながら、午前中に担任による2回の出欠確認や、園長等による園内の見回りといった「人の目」での確認を徹底するよう改めた。また、管理システムやバスの安全装置の普及は進めるべきだが、どのように運用されているか、行政がチェックする体制も必要だとしている。
大切な命が奪われました。再発防止に万全を期すことは当然のことです。しかし、そうした事故を防ぐために開発されたシステムだったはずです。今回の事件は、本来の職務を疎かにしたことが原因です。2重3重のチェックをしたり、行政のチェックが入ると、職員の負担はますます増えることになります。多忙が原因でヒューマンエラーが発生することもあります。
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