自分の思い通りにできると勘違いしている親が多い。親がそうだと子どももそう思うに違いない。自分の考えは正しいと思い込んでしまう。そうなると周りの声も聞かなくなり、こちらの考えを伝わっていかないので、ますます自分は自分と思ってしまう。周りでいろいろ働きかけたら、「うるさい!」と怒る。
誌画作家「タマゴマンは中学生」坂本 勤先生に講演から「閉ざされた心を開くには」
先生は、講演を年に30~40回ほど行うそうですが最後に必ず「私の言うことが絶対ではありません。一つの考えです。もしかすると私の話の中で、知らないうちに誰かの心を傷つけてしまったかもしれません。お許しください。」と締めくくるそうです。それはある方からいただいた手紙に「先生は、子どもはみんな元気に健やかに育つと思ってらっしゃるのですか?」と書いてあったことがきっかけだと言います。
詩画作家の坂本先生は、1937年生まれの元中学校の国語教師です。講演会の前日、北見駅でお迎えし、その後、天ぷらが好物だというので市内の天ぷら屋さんで夕食を共にしました。講演会後は、ホテルで昼食をとり、北見名物の「オホーツク塩焼きそば」を召し上がってもらいました。その後、帰りの時刻まで、ハッカ記念などを案内しました。そうした時間を一緒に過ごす中で、先生の誠実で優しく、謙虚なお人柄に触れることができました。なるほどこういう人だから、こんな温かい本を書き、聞く人を引きつける話ができるのだと感心しました。“気配り、目配り、心遣いが標準装備されている先生”だなと思いました。
😊「閉ざされた心を開くのは、『北風と太陽』ではないけれど、接する人の心の温かさかもしれませんね。」と塩焼きそばを食べながら先生は言っていました。
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