今日もらってきたプリントに「あいさつで人を大切に」とありましたが、“1年生がするのに高学年の子に限ってあいさつができない”と思います。私は、あいさつは本当に大事だと思っているので校長先生にも話してみて下さい。~とお便り帳に書いてくれた保護者の方がいます。と担任の先生が持ってきました。
道新「読者の声」に前田八郎退職校長先生の投稿
~この3月に定年退職を迎えます。長い間「あいさつで人を大切に」「あんぜんで命を大切に」「あとしまつで物を大切に」と子どもたちに語り続けてきました。この「3つのあ」がいつも笑顔で実行できたら素晴らしいことだと思っています。昨年末、この「3つのあ」のことを本校の5年生の女子が「みらい君の広場」(道新)に投稿し、掲載されました。その直後、これを読んだという苫小牧の主婦の方の投稿が「『3つのあ』を読み、気持ち和やかに」というタイトルで「読者の声」に載りました。新年になると「3つのあ」をテーマにした手作りカレンダーが、匿名の方から送られてきました。知人の教員からも「新聞読みました。『3つのあ』引き継ぎます」と声を掛けていただきました。大変うれしいことです。教員生活37年間のご褒美をいただいた思いです。「3つのあ」がつなげてくれた多くのご縁に感謝します。~
わかりやすく、いい言葉なので私も真似をすることにしました。それ以来この“「3つのあ」を大切に”を子どもたちに語っています。
「あいさつ」は、簡単なようでできないものです。
毎日交差点に立って交通安全指導員の方から、“全員に「おはよう!」と声をかけるけれど、あいさつが返ってこない子が何人かいる。それでも毎日しつこく声を掛けていれば、「おはよう」と言うようになってきたよ。”と言われました。
業務主事(用務員)さんは、毎朝、子どもたちに声を掛けて、返事がなければ「どうした?返事がないぞ!」と言ってくれています。
北見のある中学校を訪れたとき、グラウンドで野球部が練習をしていました。練習の様子を眺めていると、一人が私に気付き、「こんにちは」とあいさつをしました。それに合わせて全員が練習を中断し、帽子を取り、深々と礼をするあいさつを受けました。
校長先生にその話をすると、「うちの野球部は、毎年優勝候補にあがる強豪チームなんです。うちの学校は、お陰様で、いじめや不登校がないんですよ。」と自慢しました。私は、改めて「あいさつ」の大切さを知りました。
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