子どもというのは無条件でかわいいものだと思っていませんか?それは実は危険な思い込みです。子どもというのは当たり前ですが親の思いどおりにはいきません。理想どおりにはぜんぜん育たないものです。3歳が過ぎて自我が目覚めてくるとお散歩も一筋縄ではいきません。
「そっちは行かないの。こっちよ。こっち。ちゃんと言うこと聞きなさい!」
「イヤ!あっちに行きたいの!」
「ほら、暗くなってきたから、そろそろ帰ろうね!」
「イヤだ!もっと遊ぶ」
~買い物に行けば~「ママ~、買って、買って!」
それにいちいち腹を立てていては、ストレスになります。
「ちゃんと育ててきたはずなのに、どうして言うことを聞かなくなったのか?」
子どもへの期待が大きすぎてはいけないのです。
過剰な期待は、親自身を追い込んでしまうし、結果的には子どもの成長を阻害してしまいます。親の夢を押しつけて、「うちの子なら、もっとできるはず」と期待し続けると、いつまでも親に認めてもらえない不安感、親の目標に到達できない自己否定感でいっぱいになってしまいます。子どもに期待するのは親として当然のことですが、その期待の寄せ方には、親としての根気とコツがあります。
日常の中で、できたところをたくさん見つけてほめて、子どもを認めていくことが大切です。そうしたら小さな自信がいっぱい生まれて、次に実を結ぶことになります。
最近は、赤ちゃん雑誌やモデル事務所に、赤ちゃんモデルや子どもタレントの募集や応募がものすごく多いそうです。それこそ、ママが果たせなかった夢を、赤ちゃんのうちから子どもに託そうとしている人が多いということです。
「うちの子はなんてかわいいの!将来女優になれるかも?」なんて鼻息の荒い親もいます。どんな子どもも、親が思っているほどかわいくはないのです。そう思えば気が楽です。子どもものびのびと育ちます。
子どもは親の思いどおりにはならないのです。思いどおりにならないから想像もしなかった発見があり、驚きがあり、喜びがあるのです。だから子育てはおもしろい!
子どもは親の思いどおりにはならないのです。思いどおりにならないから想像もしなかった発見があり、驚きがあり、喜びがあるのです。だから子育てはおもしろい!
“尾木ママの『叱らない』子育て論”から (牧野要約)
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