やることなすことが次から次へ、ことごとくうまく運んで、順風満帆の時がある。気力充実、自信満々、心楽しい日々である。しかし、「好事、魔多し」という諺がある。思わぬ落とし穴が待ち受けているのは、往々にしてこういう時である。
順風が続くと、人はとかく謙虚さを失いがちになる。待てよ、と自らの足元を顧みることを忘れ、ついつい調子に乗る。そんな思い上りが知らず識らずのうち生じてきて、言動が尊大になり思いやりを欠く。その結果、自分にはその気がないのに、周囲を軽んじ、傷つけ、何でもない人をいつの間にか敵に回してしまったりする。
やることなすことが失敗ばかりというのは、無論かなわないが、成功の連続はもっと危ない。追い風が続く時こそ、いっそうの自戒を怠らないようにしたい。(PHP 松下幸之助)
順風が続くと、人はとかく謙虚さを失いがちになる。待てよ、と自らの足元を顧みることを忘れ、ついつい調子に乗る。そんな思い上りが知らず識らずのうち生じてきて、言動が尊大になり思いやりを欠く。その結果、自分にはその気がないのに、周囲を軽んじ、傷つけ、何でもない人をいつの間にか敵に回してしまったりする。
やることなすことが失敗ばかりというのは、無論かなわないが、成功の連続はもっと危ない。追い風が続く時こそ、いっそうの自戒を怠らないようにしたい。(PHP 松下幸之助)
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